終わっちゃった

赤緑黒白 (講談社文庫)

このVシリーズは文庫になってから買うことにしてました。前のS&Mシリーズが好きだったのでしばらく次のシリーズは読む気がしなかったからです。文庫化したのを読んでもキャラクターがあんまり好きになれなかったですね。保呂草がまず嫌いなタイプだし*1紅子、林、七夏、立松って殆どの登場人物がダメ（笑）なのに結局全部そろえてしまったのは練ちゃんと紫子が可愛かったから。
だいたいシリーズ物は一作目が一番好きな事が多いのですがこれはこの最終作が一番好きです。なにより練ちゃんと紫子がずーっと一緒だったから。今回、練ちゃんはちゃんと言うべき事を言ってくれたのですっきりしました。最後の最後にこの題名の意味が分かったのでうーん。とうなりましたよ。なるほどー。これでまた次も読まなくちゃ気が済まなくなってしまいました。えー？……と、いうことは。って分かってきた事がいくつかでてきましたよ。こうやって読者を離さないんですねー。うまいです。

*1:伝票掴むふりして女の手を握る人なんて嫌い